医療脱毛の効果
脱毛方法の中でも人気の高い医療脱毛は、その脱毛方法や効果の現れ方からも、永久脱毛と呼ばれています。同じく脱毛業界で主流となっている光脱毛と比較されることも多く、その効果や施術回数についても細かく比較されることが多々あります。
医療脱毛の仕組みと回数
医療クリニックで施術される医療脱毛が人気の秘密はたくさんありますが、脱毛の施術回数が少ないということも、人気の理由の1つです。脱毛の効果は、メラニン色素がたくさんある太くて黒い毛に強く現れます。
医療脱毛で使用される光は、光脱毛で使用される光と比較しても、より出力の高い光を照射することができるため、少ない施術回数で脱毛を完了させることが可能です。毛根部の深いところに位置する毛乳頭や毛母細胞までその光の威力が届くことで、これらの細胞を破壊し、発毛のサイクルを断ちきることで脱毛します。
Vラインや手足などの太い毛ほど、医療脱毛は力を発揮し、産毛や栗毛などの色素が薄くて細い毛は、効果が現れるのに時間がかかります。また、白髪のようなメラニン色素が少ない毛にも、あまり効果を発揮しないものです。
個人差はありますが、部位別の平均的な医療脱毛の施術回数は、脚や腕の脱毛回数が1番少なく、IラインやOラインの脱毛回数が1番多くなります。
毛周期
脱毛の施術が1回や2回で完了しないのは、毛の生え替わりのサイクルでもある毛周期が関係しているからです。ムダ毛が生えている部位によっても毛周期は異なるため、それぞれの脱毛部位の毛周期に合った脱毛スケジュールを組む必要があります。
また、同じ部位においても毛1本1本それぞれ毛周期は異なり、脱毛の効果が現れやすい成長期にあたる毛は、目に見えて生えているムダ毛のうち約20%しかありません。残りの毛は、休止期や退行期と呼ばれる時期に入っている毛です。そのため1つの部位の中でも何度も照射が必要となり、一気に脱毛したいと考えても、それなりに期間を要することになります。
脱毛行為に伴うリスク
脱毛という行為そのものが、毛根部の組織にダメージを与える行為であるため、光脱毛でも医療脱毛でも肌トラブルのリスクは必ずついて回り、可能性は誰にとってもゼロではありません。リスクなしで脱毛したいと考える人は多くいますが、どんなリスクがあるのかしっかり理解することで、不安も解消されます。
医療脱毛の痛み
脱毛リスクの1つとしてあげられるのが、痛みです。脱毛は、毛根部の組織にダメージを与えるほどの行為であるため、多少の痛みを伴うことは避けられないものです。光脱毛と比べて医療脱毛の方が痛みを強く伴うのは、それだけ出力の高い光を照射するからです。
毛乳頭や毛母細胞を破壊するだけの強い光を照射するため、どうしても光脱毛より痛みを感じやすくなります。痛みがどうしても不安な人や心配な人は、医療脱毛の施術なら麻酔をしてもらうことも可能なので、我慢せずに相談することがおすすめです。麻酔が使えることは、医療脱毛ならではのメリットともいえるでしょう。
肌トラブルのリスク
光脱毛でも医療脱毛でも、ついて回るリスクのうち1番大きなリスクが、肌トラブルです。脱毛の施術をするなら、全身どこでも発生する可能性があることになります。自分で処理する自己処理でも、光脱毛や医療脱毛でも肌トラブルのリスクは起こりうるものですが、医療脱毛は出力の高い光を照射することにより、肌トラブルのリスクが高くなります。起こる可能性がある肌トラブルには、どんなものがあるでしょうか。
毛嚢炎
レーザーの光により、肌は一時的にバリア機能を失うことになります。バリア機能を失った脱毛後の毛穴に雑菌が侵入することで炎症をおこしてしまい、赤い発疹ができます。
火傷
レーザーの光は毛穴を狙って照射しますが、その際毛穴周りの肌を傷つけないように照射していても、どうしても肌が軽い火傷を負ってしまうこともあります。
硬毛化と多毛化
脱毛後に生えてくる毛が、脱毛前よりも濃く太い毛になったり、毛の量が増えてしまう症状です。産毛などの毛に対して照射した際に、発生するリスクが高くなります。